Eco な 建 築    No.2


こんにちは  建築士の わかの です
ECOを中心とした 建築の お話しをお伝えします。

第2回目は 雨水利用をとりあげたいと思います。

ここで言う雨水利用とは屋根などで集めた雨水を雨水タンクにため、トイレの水、庭の散水、洗車
などに使うということです。

一般的な家の場合、年間平均降水量から雨量を計算すると 1年に170トンの雨水が得られます。
乗用車(クラウン1.7トン)100台分です、少し驚きですよね。
トイレ排水なら4人家族での年間消費量は40トンなので、十分雨水でまかなえることになります。


雨水利用の長所
1. 節水意識が高まる。
2. 多少水道代が節約される。
3. 災害の時トイレの排水に利用できる、これは阪神大震災の大きな教訓となりました。

雨水利用の短所
1. 設備は一般的に約30万程かかりますが、実際の水道代は年間10万円が8.5万円になる程度です。
2. 飲み水に利用できず、用途がトイレ排水、洗車、庭の水やりと限定されます。
3. 雨水は自然が相手なので、計画的に貯留できない。

以上が雨水利用の概略ですが計画的に貯留などと考えずに、楽しくECO活動をしていると言う
精神的な豊かさが大切だと思います。
『蛇口をひねりさえすれば出てきた水が、いくらひねつても出てこない、その時、命の水を確保
しているという、心のゆとりが大きかった』 これは震災に会われた方の話です。

次回は 風力を利用したお話しです                

お楽しみに・・・・

Wakano Architecture Design Office






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